『信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。神に近づく者は、神がおられることと、神がご自分を求める者には報いてくださる方であることを、信じなければならないのです。』(ヘブル人への手紙11章6節)
キリスト教信仰のきわだつ特徴は「神との親しい交わり」にあります。
聖書が私たちに示す神は、エネルギーのようなものでも「神秘的な何か」でもなく、人格を持ち、私たちとコミュニケーションすることを熱望しておられるお方です。
恋人同士のように、夫婦のように、親子のように、いやそれ以上に親しい関係を持つことができるお方として、神様は紹介されているのです。
ですから「信仰を持つ」ということは、その神との交わりを求めて近づいていくということに他なりません。神様は交流を求めているのですから、私たちも心を開いて、神様との交わりを求めていかなければならないのです。
その際に大切なことが冒頭の聖書のことばに2つ記されています。
第一は「神の存在を堅く信じること」です。
第二は「神は応えて下さるお方である」と信じることです。
しばしば私たちは第一のことはできていても、第二のことはできていないのではないでしょうか。「神様は善いお方であり、心を開いて求めれば必ずお応え下さる」と本当に信じているでしょうか。
実は、これは夫婦関係においても大事なことですね。
「相手は私の配偶者である」と信じるだけでは不十分です。「相手は必ず私に良きものをもって応えてくれる」と信じて近づいていく。その時、二人の関係は麗しいものになります。
結局、相手をどれだけ「人格的に」信頼しているかどうか、そしてそれに従って実際に行動していくかどうか。それが全てを決するのです。
あなたの神様に対する姿勢はどのようなものでしょうか。「神はいる」と信じるところで、立ち止まってはいないでしょうか? 神の「善さ」に信頼して、神に近づいて行こうではありませんか。