物事が願い通りに行かない時でも

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『神を愛する人たち、すなわち、神のご計画にしたがって召された人たちのためには、すべてのことがともに働いて益となることを、私たちは知っています。』(ローマ8章28節)

2020〜21シーズンの冬は、ここ古川でも何度も大雪が降りました。

しかし、日本海側の地域ではその比ではないほど大量の雪が降っていると、連日ニュースで報じられたことを思い出します。中には数日で積雪が1m以上にもなり、都市機能がストップしてしまう場所もあったようです。

この原因となったのは「JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)」というものです。中国大陸の二つの方向から吹いてきた冷たい風が、日本海の上でぶつかって、極めて濃密な雲が生まれ、その雲が上空の強力な寒気と相まって、日本列島の日本海側で大量の雪を降らせるのだそうです。

ところが、太平洋側にある富士山ではほとんど雪が降らず、周辺では取水制限が行われたとのことでした。

一方では多すぎる雪、他方では少なすぎる雪。まったく自然は人間の願い通りにはいかないものだなあと思わされた次第です。 

これは、私たちの人生にも言えることではないかと思います。

私たちは、毎日が平穏無事で「ほどよい」感じに進むことを願っています。しかし現実にはそうはいかないことが多いのです。ジェットコースターのように、めまぐるしく物事が動く日もあれば、長い停滞の時期もあるのです。

それは、私たちの信仰がためされる時でもあります。

順風の日に神を信頼することは容易いことです。でも逆境の日にそうすることには「勇気」が必要です。だからこそ聖書は冒頭の言葉にあるように、私たちを励ましてくれるのです。

どんな時でも、どんなことがあっても、神はそれを用いて下さり、やがて益に変えて下さる」。

これが聖書の力強い約束なのです。

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