大きな視点で物事を見る

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『あなたは天の掟を知っているか。地にその法則を立てることができるか。あなたの声を密雲にまであげ、みなぎる水にあなたをおおわせることができるか。』(ヨブ38:33〜34)

今年は8月上旬までずっと長雨が続きました。今年は台風も非常に少なく、3つ目がなかなか発生せず、なんと観測史上4位の遅さだったそうです。

原因の一つはインド洋沖の上空の気圧が低く、そこで上昇気流が発生する一方、アジア太平洋沖では上空の気圧が高くて下降気流が発生している、ということがあるようです。台風は上昇気流がないと発達しませんから、なかなか台風ができない状況になっていたのです。

日本から何千キロも離れた場所の、ちょっとした気圧の差がこんなに大きな差をもたらすとは、驚くばかりではないでしょうか。

さて私たちは普段、このような大きなスケールで物事を考えることが苦手です。

反対に、自分の身の回りのごく小さい範囲で起こっていることだけで心が一杯になりがちです。そして「大きな目」(神の目)で物事を見ることができなくなっているのではないでしょうか。

聖書は、そんな私たちに、冒頭の言葉のように「神の目線で物事を見つめることの大切さ」を教えています。

この言葉を神様からかけられたヨブという人は、自分の洞察力に自信を持っていました。実際、彼は正しい人でした。けれども神様は彼に「あなたの力はごく限られた、小さいものであるのだよ」と教えられたのです。

確かにそうではないでしょうか。

私たちはインド洋のわずかな気圧の変化にも右往左往するような小さな存在なのです。しかし神様は、違います。神様は、天も地もいっさいのものを支配しておられるお方なのです。

この方に信頼し、この神様に人生を委ねて、平安の中を生きようではありませんか。

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