『見よ、わたしは戸の外に立ってたたいている。だれでも、わたしの声を聞いて戸を開けるなら、わたしはその人のところに入って彼とともに食事をし、彼もわたしとともに食事をする。』(黙示録3章20節)
新型コロナの流行開始から8ヶ月以上が過ぎた現在、最初の頃には分かっていなかった新しい知見が得られてきています。例えば「換気の重要性」です。
初期の頃は飛沫や手指の消毒に注目が集まりましたが、最近では部屋を継続的に換気することが予防に重要であるとの共通理解ができつつあります。
私たちの教会でもこの観点から換気を継続的に改善し、厚労省のガイドラインに定められた換気量をしっかりと確保できるようになりました。最近、専門的な機材を用いて空気の状態を計測したところ、この換気がとても上手くいっていることが分かり、感謝しています。
ところで、このように大切な「換気」ですが、私たちの「心の換気」はどうだろうか?と思わされます。もしかすると、あなたの心の中は淀んでしまってはいないでしょうか。
そこで心の換気に大切なことは「心のドアを開けること」です。
冒頭の聖書のことばは、まさにそのことを記しています。イエス様は、あなたの心のドアを優しく叩いておられます。もしそこで私たちが心のドアを開けてイエス様を迎え入れるなら、あなたの心に「新しい風」が吹き込んできます。そして心はリフレッシュしていくのです。
さて、換気においてもう一つ大切なことがあります。それは「もう一箇所ドアを開けること」です。2箇所開ければ風が通り抜けられるからです。
心の場合でいうなら「隣人に対するドア」が、この二箇所目のドアに該当するでしょう。この場合の「隣人」とは隣の家に住む人、という意味ではなく、「あなたと関わりのある人全て」と言って良いと思います。
ですから、神様に対して心を開き、隣人に対しても心を開くことです。
そうするとき、あなたの心の空気は清められ、生き生きとしてくるのです。