一寸先は「光」

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『主ご自身があなたに先立って進まれる。主があなたとともにおられる。主はあなたを見放さず、あなたを見捨てない。恐れてはならない。おののいてはならない。』(申命記31章8節)

先日、東京は奥多摩で聖書の研修講座に出席していた私は霧の中を歩いていました。毎年集う同労の牧師たちと、山登りをするためでした。4回目となる今年は天気が一番わるく、深い霧の中を進んでいくことになりました。

通常、山登りで霧というのはもっとも悪い状況と言われます。「先が見えない」という事実が、心を不安にさせ、疲れを増してしまうからです。ところが、そんな状況の中でも、私の心はむしろ晴れ晴れとしていました。そして1時間余りの道のりも、今までで一番短く感じたほどでした。

「なぜだろう?」と考えると、思い当たることがありました。それは、「共に歩く人たちとの豊かな交わり」があったからです。新しい出会いがあり、互いの苦労話を分かち合う時があって、それが心を強くしたのです。

私たちの人生の道のりにも、同じことが言えるのではないでしょうか。人は誰でも、「自分だけで歩まなければならない」と思うと、不安におののき、心は疲れるものです。しかし、同伴者がいてくれるだけでその不安はやわらぎ、勇気が与えられます。

冒頭の聖書のことばは、「神ご自身が私たちと共に歩んでくださる」と約束しています。これは何という大きな励ましでしょうか。神様はあなたを決して見放したり、見捨てたりはされません。いやむしろあなたの旅を最後まで、確かに導いてくださいます。この方は、私たちの困難の時も、喜びの時も、また迷いの中でも、どんな時でも共にいてくださる恵みの神なのです。

神が共にいてくださる人生は「一寸先は闇」とは決してなりません。いやむしろ、どんなときでも希望の光を見いだすことができるのです。