クリスマスカラーの意味

「ご存じのように、あなたがたが先祖伝来のむなしい生き方から贖い出されたのは、銀や金のような朽ちる物にはよらず、傷もなく汚れもない子羊のようなキリストの、尊い血によったのです。」(Iペテロ1章8〜19節)

教会では、クリスマスの4週間前からの期間を「アドベント」と呼んでいます。待降節とも呼ばれるこの時期は、イエス・キリストの降誕日まで4週間にわたって、主を「待ち望む」時とされています。

この時期、巷でも赤や緑といったクリスマスカラーがあちこちで見られるようになってきました。実は、これらの色にはそれぞれ意味があるのですが、ご存じだったでしょうか?

まず「赤」ですが、これはキリストが十字架のうえで流された血潮を表しています。こう聞くと、ギョッとするかもしれませんが、これは、キリストが私たちの罪を赦すためにイエス様が支払って下さった犠牲を表すものです。つまり、キリストは命がけであなたのことを愛しておられる、ということです。

次によく使われるのが「緑」です。これは「永遠のいのち」を象徴しています。クリスマスツリーに使われる「もみの木」は、常緑樹として知られていて、枯れることがありません。この「枯れることがない」というところから、緑色は、キリストが与えるいのちは永遠のものであることを表す象徴として用いられているのです。

このほか、「金」や「白」も用いられます。金は「光」や「王権」の象徴です。キリストが誕生した時、天使たちが夜空に現れて神を賛美した、という記録が新約聖書に記されています。まさにこのように、キリストは「暗闇を照らす光」として、この世界に来て下さったのです。さらにまた「金」はキリストの王権をも表しています。新約聖書には、はるか当方から来た博士たちが、赤ちゃんのキリストに黄金を献げる場面が記されています。これは、キリストが王であることを象徴するものです。但しこれは、拝金主義や豪華絢爛といった、世の中の価値観とは違います。上に書かれているように、キリストは、人類を救うためにいのちを投げ出して下さった「王」なのです。その意味で、「もっとも謙遜な王」と言えるでしょう。

最後に「白」があります。これは、冒頭の聖書のことばにあるように、キリストが罪や汚れの一つもない、子羊のような聖いお方であることを表しています。借金を負っている人は、他人の借金を肩代わりすることはできません。これと同じように、罪を持っている人間には、他の人を罪から救うことはできません。キリストは唯一、罪のないお方として生きられました。だからこそ、キリストは私たちを罪から救い出すことができたのです。

いかがでしょうか。クリスマスのシンボルカラーには、このような意味があったのです。クリスマスが近づくと、町中にこれらの色があふれます。それぞれの色を見ながら、その意味について、少し心に留めてみてはいかがでしょうか。