信仰によってピンチをチャンスに

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『ですから、私の愛する兄弟たち。堅く立って、動かされることなく、いつも主のわざに励みなさい。あなたがたは、自分たちの労苦が主にあって無駄でないことを知っているのですから。』(Iコリント15章58節)

長きに渡る緊急事態宣言も、ようやく解除され始めてきています。

牧師という職業柄、在宅での仕事がメインであるため、この間、買い物以外は殆ど外出せずに家に引きこもっていた訳ですが、ふと思い立って、ずっと手つかずであった納戸の整理を始めました。

するとこれが良い気分転換になるのです。味を占めて他の部屋の整理にも着手しました。結果、何年も懸案のままだった不要物品を処分でき、見違えるように綺麗になりました。

4月上旬には教会の外にある掲示板の補修作業も行いました。木が腐り塗装が剥げてしまっていた所を交換して全体を塗り直すと、教会建設当初の雰囲気がよみがえったように感じました。これも何年も未着手だった案件でした。

私たちは普段、「やりたいこと」を行っていると思って生きています。ですが、こうしてその「やりたいこと」ができない状況に置かれてみると、案外それが無くても何とかなることに気づくのです。

そして反対に「やりたくない」と後回しにしていた事が、実は大きな満足感を与えてくれることに気づくのです。その意味で、今回の危機は「人生の棚卸し」をする良い機会となっているように思うのです。

自粛ムードが続いた中で、「あれもこれもできなくなった」と鬱々とした気分になることもあったかもしれませんが、「避けていたあのことをやってみよう」と気持ちを切り替え、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

冒頭の聖書のことばにあるように、私たちが信仰を持って前向きに取り組んでいく事柄は、すべてが用いられていくのです。このマイナスの機会を、恐れず新しいことに挑戦していくプラスの機会に変えていこうではありませんか。

神様は、きっとその志を祝福して下さることとでしょう。

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