新年あけましておめでとうございます。
古川福音自由教会のウェブサイトにお越し下さり、大変ありがとうございます。
2017年は、さまざまな意味で、大きく社会が動いた年であったと思います。政治の混乱、国際情勢の急な変化、凄惨な事件、選挙、自国第一主義・・。ともすると、そのような中で私たちも自分の立ち位置を見失ってしまうかもしれません。特に、変わるはずが無い、と思っていたものがいとも簡単に変わっていくのを見る時、私たちは何を拠り所とすれば良いのかが分からなくなってしまうのではないでしょうか。
そんなとき、人は「変わることのないもの」を求める思いが強まっていくのではないかと思います。ところが、ご承知のように、この世界のあらゆるものは、日々、刻々と移り変わっていきます。つまり、私たちは「変わることのないもの」を無意識のうちに探し求めながら、しかし同時に、「そんなものはない」ということも、感じながら生きているのではないでしょうか。そしてそこに、人生のはかなさ、移ろいやすさを感じるのだと思います。
「有限であり、はかないものであるからこそ人生は美しい」
そのような考え方も、もちろんあるでしょう。日本文化というものは、そのような「はかなさの美学」というものを土台として成り立っている面もあります。しかし、ほんとうに人は「はかなさ」を知るだけで、充実した人生を送ることができるのでしょうか。いやむしろ、
「無限なるものを知るからこそ、有限なるものの美しさが本当の意味で分かるようになる」
のではないでしょうか。聖書は次のように語っています。
「草はしおれ、花は散る。しかし、主のことばは、とこしえに変わることがない。」(Iペテロ1:24〜25)
聖書には、まさにここに書いてあるような「変わることがない神」のことばが溢れています。そこには励ましがあり、いのちがあり、そして無限の神の愛があるのです。
この新しい年、ぜひあなたもこの聖書のことばに出会って頂きたいと思います。
牧師 門谷信愛希