心の裂け目に気づくために

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『神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄を分けるまでに刺し貫き、心の思いやはかりごとを見分けることができます。』(新約聖書 ヘブル人への手紙4章12節)

自転車のタイヤがパンクしたみたい」

娘からそう言われて調べると、確かに真っ平らになっていました。

久しぶりに自分でパンク修理をすることにし、タイヤをリムから外して中のチューブを調べました。しかし穴は全く見つかりません

そこで、子ども時代に自転車店のおじさんの修理作業を横で見ていた経験を思い出し、洗面器を持ってきて水を張りました。チューブを水に入れ、動かしながら押すのです。空気が出ればそこに穴が空いていると分かります。

50cmほど動かし時、ビンゴ!でした。 「ポコポコポコ…」と泡が昇るところがあったのです。水から取り出し、目をこらして調べると、3ミリほどの微少な裂け目がありました。肉眼ではまず見えない、小さな裂け目でした。

さっそくパンク修理キットを買ってきて修理し、無事、タイヤは機能を取り戻したのでした。

作業を終えてふと思いました。

「私の心にも、自分では気づいていない『裂け目』があるのではないか」と。「自分は大丈夫、問題無いと思い込んでいるが、実はその裂け目から空気が漏れるかのようにして恵みが漏れてしまい生きる力を奪っているのではないか」と。

そう思ったのです。

だからこそ、私たちは、聖書によって自分の心を照らして頂く必要があるのではないでしょうか。

冒頭の聖書のことばにもあるように「神のことば」は私たちの心の真の姿を教えてくれます。「関節と骨髄の分かれ目」は、分けるのが難しく見えるものです。しかし、私たちの心にある、自分で気づいていない部分さえも、聖書は照らし出して、気づかせてくれるのです。

私たちがその現実を正直に認め、神の前に謙遜にされて、「裂け目」を神に差し出すとき、神はそれを豊かに癒やして下さるのです。

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